tomsawyer100の冒険

VR事業部たちあげたいオレによるVRとかOculusとかArduinoとかの雑談およびメモ

360°ドームスクリーンの”RICOH THETA DOME”見てきました

360°VR的な視聴方法として、Oculus以外の選択肢として今ドーム型スクリーンに興味があります。ドーム型スクリーンはたいがいが建造物として作られることが多いのですが、最近は比較的小規模で組み立て式、持ち運び可能なものがあります。

 

実物が見たいなと思っていたのですが、THETAで有名なリコーさんが、「RICOH THETA DOME」というものを展示されていたので、見学に行きました。

 

ricohfuturehouse.jp

 

RICOH THETA DOMEはRICOH Future Houseという海老名にあるビルの1コーナーになっています。このスペースはちょっとした教室などを開けるいろいろ多目的スペースになっているのですが、RICOH THETA DOMEは開館時間内であれば予約なしに誰でも入れて自由に見れます。ビルの2階にあるので注意。

 

海老名は新宿から小田急線にのって急行で50分。なかなか遠い。

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外観。これはドームスクリーンにしてはかなりコンパクトな方だが、意外とでかい。

 

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開口部は開いたまま。色口付近に椅子があり、ここに座って見る

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カメラ画像だと表現しにくいが、座ってみた視点。

あらかじめ用意された360°画像を切り替えて見ることができる。しかし静止画のみなので寂しいし正直迫力にかける。大音響で動画が見たいところ。

 

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こんなタッチパネル端末が用意されており、予め用意された素材を見る。シータを持参して接続し、自分で撮影した画像も見ることができるらしい。(僕はシータ持ってない)だがたぶんそれも静止画のみだろう。

 

感想だが、やはりOculusにくらべると迫力、没入感はかなり劣る。メリットとして親子で訪れてすぐ気軽に見れる、装着の手間がない、酔いやすく3Dが苦手な人でも安心、という感じ。あとモノとしてちょっと宇宙基地みたいで面白い。

 

Oculusは装着さえしてもらえれば喜んでもらえるが、そもそもあんなものつけたくない、とかいう反応をする人もいる。ダサい、おたくっぽい、髪型が乱れるなど。どうしても見ているその人だけのセカイになってしまい他人と没交渉になってしまう印象なので、そういったものを嫌う人にはoculusは抵抗感が強い。360°コンテンツ自体は同じように作れるはずなので、Oculus以外の選択肢としては会ってもいいと思う。

 

RICOH THETA DOMEはシータ自体が静止画をメインとしているため静止画を見るだけの仕組みになっており、VR感はあまり感じられず寂しい。動画機能も実装し始めているので、動画が見られるようになればかなり魅力は増えると思う。大音響で宇宙大戦争みたいな映像をあのスクリーンで見れば既存の映画よりもかなり楽しめると思う。

(つまり映画スクリーンの進化版ととらえたほうがいい)

 

おっさん二人でこの施設を尋ねてドームスクリーンばかりパシャパシャ写真撮ってて思い切り業者な偵察に見えてさぞかし怪しかったと思いますが(実際このスクリーン設営する業者から事前に聞いた)、暖かく迎えて(放置してくれて)くれてありがとうございます。