tomsawyer100の冒険

VR事業部たちあげたいオレによるVRとかOculusとかArduinoとかの雑談およびメモ

Gear VR(Galaxy S6版)でスクリーンミラーリングをする方法(2016年2月版)

Gear VR(Galaxy S6版)の受託開発でスクリーンミラーリングをしたい、という要望あり。というかこのミラーリング機能、仕事でOculusなどVRヘッドマウントのイベント・アトラクション開発を請け負うと、主催者から絶対にやりたいと言われる。ヘッドマウントは見ている人しか割らかないので、どんなことやってるのか周りの人にも知らせたい、ということなのだ。

 

PC+Oculusの場合は普通のダイレクトモードでPC画面を出力すればいいだけなのだが、PC部分がスマホになるGear VRで画面出力するにはどうすればいいのか、ということで調査。当初簡単だと思われたが、以外に苦戦した。

 

失敗1)サムソン純正の無線HDMIアダプターを使用するパターン

EAD-T10 | その他 | IODATA アイ・オー・データ機器

 

純正なんだからこれが一番だろう!と何も調べずに買ってみた。「オールシェアキャスト」とも呼ばれる。セッティングは一番簡単で、無線LANで認識させてAndroidの「Screen Mirroring」を呼び出すだけ。

ただ通常のAndroidの画面はミラーリングはされるものの、Gear VRアプリになるといきなり重くなり、秒間1フレームも出なくなる。この現象は海外の掲示板でも書かれていたのでうちだけではないハズ。通常のAndroidアプリは問題なし、かつNote4時代のGear VRでは問題ないとのことで、S6特有の不具合みたいだ。

 

失敗2)Chromecastを使用するパターン

www.youtube.com

このYoutube動画でうまくいっていたのでイケルと思ってChormecastを注文。

駄菓子菓子、うまくいかなかった。

これもS6純正のWifiドングルと同じくカクカクで話にならんのだ!

ザバイオーネさんが試した時はそこそこうまくいったらしいので、

無線環境にもよるのかもしれない。(うちの職場はWifi電波が錯綜していてつながりにくいことがある)

 

 

[せいかい](2016年2月時点)MirrorOPというミラーリングソフトを使う。

海外の掲示板でS6と純正ドングルでうまくいかん!というスレッドの中で紹介されていた。これは送り側と受け側の複数PF間で無線経由で映像を送るソフトウェア群。

 

S6=「MirrorOp Sender for Galaxy」というアプリをGoogle Playでインストール

MirrorOp Sender for Galaxy - Google Play の Android アプリ

 

受け側のPC=「Windows Receiver (beta)」を下記からダウンロードしてインストール

Product_Windows_Receiver

 

これで同じサブネットの無線ネットワークに接続し、アプリ側からレシーバーを選んで接続。正直言ってこれもスムーズとは言いがたいが、まあギリギリいけるっしょという感じ。

 

ちなみにSender側のアプリとしてはGalaxy専用の「MirrorOp Sender for Galaxy」と通常のAndroid用の「MirrorOp Sender」と2種類あり、どちらも動作するのだが、「MirrorOp Sender for Galaxy」を選ぶこと。なんでかしらないがこっちのほうがよりスムーズだ。

 

ちなみに「MirrorOp Sender for Galaxy」は画質設定ができるらしいのだが、「Menuキー」を押すという今更な仕様。ちなみにS6では戻るボタン長押しでMenuキーの代用ができるのだが、画質設定の画面ではメニューキーがきかないので結局設定できず。「MirrorOp Sender」の方はよりバージョンが新しく設定ボタンが設置されているので設定できるが、結局「MirrorOp Sender for Galaxy」の方が画質がいいのでこちらを使っている。ちなみに「MirrorOp Sender for Galaxy」は有料(1000円ちょっと)だが、制限時間以内なら試用できる。

 

ここで親切な人ならどのくらいのFPSで動いているのか動画をアップしたりするんだろうけど、オレはしない!めんどくさいから。皆自分で試せ!

360°ドームスクリーンの”RICOH THETA DOME”見てきました

360°VR的な視聴方法として、Oculus以外の選択肢として今ドーム型スクリーンに興味があります。ドーム型スクリーンはたいがいが建造物として作られることが多いのですが、最近は比較的小規模で組み立て式、持ち運び可能なものがあります。

 

実物が見たいなと思っていたのですが、THETAで有名なリコーさんが、「RICOH THETA DOME」というものを展示されていたので、見学に行きました。

 

ricohfuturehouse.jp

 

RICOH THETA DOMEはRICOH Future Houseという海老名にあるビルの1コーナーになっています。このスペースはちょっとした教室などを開けるいろいろ多目的スペースになっているのですが、RICOH THETA DOMEは開館時間内であれば予約なしに誰でも入れて自由に見れます。ビルの2階にあるので注意。

 

海老名は新宿から小田急線にのって急行で50分。なかなか遠い。

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外観。これはドームスクリーンにしてはかなりコンパクトな方だが、意外とでかい。

 

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開口部は開いたまま。色口付近に椅子があり、ここに座って見る

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カメラ画像だと表現しにくいが、座ってみた視点。

あらかじめ用意された360°画像を切り替えて見ることができる。しかし静止画のみなので寂しいし正直迫力にかける。大音響で動画が見たいところ。

 

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こんなタッチパネル端末が用意されており、予め用意された素材を見る。シータを持参して接続し、自分で撮影した画像も見ることができるらしい。(僕はシータ持ってない)だがたぶんそれも静止画のみだろう。

 

感想だが、やはりOculusにくらべると迫力、没入感はかなり劣る。メリットとして親子で訪れてすぐ気軽に見れる、装着の手間がない、酔いやすく3Dが苦手な人でも安心、という感じ。あとモノとしてちょっと宇宙基地みたいで面白い。

 

Oculusは装着さえしてもらえれば喜んでもらえるが、そもそもあんなものつけたくない、とかいう反応をする人もいる。ダサい、おたくっぽい、髪型が乱れるなど。どうしても見ているその人だけのセカイになってしまい他人と没交渉になってしまう印象なので、そういったものを嫌う人にはoculusは抵抗感が強い。360°コンテンツ自体は同じように作れるはずなので、Oculus以外の選択肢としては会ってもいいと思う。

 

RICOH THETA DOMEはシータ自体が静止画をメインとしているため静止画を見るだけの仕組みになっており、VR感はあまり感じられず寂しい。動画機能も実装し始めているので、動画が見られるようになればかなり魅力は増えると思う。大音響で宇宙大戦争みたいな映像をあのスクリーンで見れば既存の映画よりもかなり楽しめると思う。

(つまり映画スクリーンの進化版ととらえたほうがいい)

 

おっさん二人でこの施設を尋ねてドームスクリーンばかりパシャパシャ写真撮ってて思い切り業者な偵察に見えてさぞかし怪しかったと思いますが(実際このスクリーン設営する業者から事前に聞いた)、暖かく迎えて(放置してくれて)くれてありがとうございます。

 

 

 

vorpXで非対応ゲームをDK2で楽しむためのメモ。(rFactorをDK2でやりたーい)

rFactorをDK2でやってみたい!レースシムをもっとリアルにやりたい!海外製でvorpXというユーティリティがあります。これは有料の4000円くらいするソフトですが、DK2に対応していないゲームを無理やり対応させるものです。どうしてもrFactorをDK2でやりたかったため、vorpXを導入してみました。

■vorpXライセンス認証手順:
vorpXはPaypalでオンライン購入可能。ただし、ライセンス認証はメールで行う必要がある。人間が対応しているので、メールを送ってから使えるまではやくても数時間はかかる。

1)購入時に登録したメールアドレスに「Your order confirmation」というメールが来ている。ここにインストーラーのDLアドレスが書いてあるので、ここからDLしてインストール。

2)インストールして起動すると、認証用ダイアログが表示される。(認証しないと次に進めない。試用モードなどはなし)
下記の情報をregister@vorpx.com宛にメールする。

・Order ID:
「Your order confirmation」メールに書いてある。

・Request Code:
認証ダイアログ上段に表示してあるもの

・購入時のメールアドレス

3)上記の認証メールを受け取ると、おそらくスタッフが人手で認証処理をして認証済みの
・Name※”名前(メールアドレス)”の形式
・Key※不規則な英数字
を送ってくる。この情報を、起動したときの認証ダイアログにそのままコピペで入力して、ボタンを押すと認証完了。

■OculusでみるときのランタイムVersionおよびディスプレイ設定
・表示形式はDirectモード不可。ExtendedモードのみOK。
ちなみに最新版のOculusランタイムはExtendedモードは廃止されてしまっているので、古いランタイム(0.6.0以前)にすること。

・ExtendedモードのためDK2は追加ディスプレイとして認識されるが、
Windowsの「画面の解像度」にてDK2を「デフォルトのディスプレイ」にチェックすること。これをしないと画面がDK2ではなくディスプレイに表示されてしまう

■vorpXのGeneral Configurationについて

だいたいこのスクショと同じように設定すれば大丈夫です。

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・Device Setting
→「Oculus Rift Devkit2」に設定。
レンズ設定は任意で。

・Oculus Profile
→「Do not use an Oculus Profile」

・Display/Monitors
Use system settings

・User Settings
Interpupillary Distance
→いわゆる左右の目の距離。デフォルトでもOK。

僕は少し小さくしています。

Vignette Scale
※下のMiscの「Enable expert settings」にチェックを入れないと出てこない
ここはそのままでも良いが、0.8くらいにすると視界が広くなる。

・Input
Enable Head tracking→チェック

Enable Head tracking roll→チェック

Head tracking triggers vorpX
→チェックしない(マウスカーソルを頭の向きで動かす設定。チェック不要)

・Misc
Enable expert settings→チェック

Run vorpX Control as administrator
→チェック

■vorpXモード時の重要なショートカット
vorpXモードでゲームを起動すると、DK2ようでないゲームを無理やりDK2用に表示するため、画面が見えない、ボタンがクリックできないなどいろいろ不都合が生じます。これは下記のショートカットボタンで解決可能です。

・マウス中ボタン
→デフォルトだと画面の端のほうが切れて見えないため、重要なボタンなどがクリック出来ない。マウス中ボタンをクリックすると画面全体が映画のスクリーンのように見えるので、画面のはじでもクリックすることができる。

※画面遷移の時は中ボタンで映画スクリーンモードでクリックし、ゲームプレイ画面で中ボタンをもう一度押すイメージ。

・Alt+Space
DK2の正面位置リセット

 

他にもキーボードショートカットはたくさんあり、設定画面でも確認できます。

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【やってみた感想】

予想通り運転感覚がかなりリアル。ディスプレイでやるよりもやりやすくなります。面白かったのは、地面の細かい高低差が手に取るように分かること。あ、このカーブ手前はかるいのぼりだったんだ!というのがDK2でやってみてはじめて分かったりしました。

 

最初マウス中ボタンの存在を知らなくて、ゲームスタートするボタンがクリックできずにどないすんねん!と悩んでいましたが、やり方わかってからはスムーズに。rFactor事態が軽いソフトなのでゲームはネイティブ対応したみたいにスムーズにできます。コースにもよると思いますが、筑波サーキットのMODでFPS75出ていました。

 

欠点はやはり酔うこと。。僕自身は酔いに強いのでなんともないのですが。もっとも酔いやすい人は、実際のレーシングカーに乗ってあれだけ飛ばしたらやはり酔うのかもしれません。

秋葉原D.D.Rに行ってきました

レーシングシミュレーターを気軽に体験することができる、秋葉原D.D.Rに行ってきました。前々から行きたかったのですが、なかなかいい機会がなく、たまたま会社の同僚も興味あったということと、最近自分でもレーシングシミュレーターの構築に興味があり、定時で上がって平日にさくっと行ってきました。

ちなみにお店は21時までですが、うけつけは20時まで

。うちの会社は定時19時までなので、定時ダッシュ。ちょっとわかりづらいところにありますが20時ギリギリにつきました。その日は台風で雨も降っていてお客はおらず。土日などは1時間待ちなどもあるようです。


ビルの5階で思ったより小さいスペース。筐体は3台。どれがグレード高いとか低いとかはないそうで、主にシートの違い。

フォーミュラタイプに乗るのか箱車タイプに乗るのかで分けることが多いそう。

 

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僕はとりあえずシームレス湾曲スクリーン(反対側からプロジェクター投影するタイプ)を試しました。車もコースもお店のおすすめで、フォーミュラタイプの一番扱いやすい車に、筑波サーキット筑波サーキットは1週が短くコースが覚えやすいそうです。

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あ、乗るには専用のグローブとシューズが必要。ちなみにバイク用のグローブや底の薄いスニーカーを持ち込んでもOKとのこと。
持っていない場合はグローブとシューズレンタルセットでレンタル500円。
俺はバイク乗りなので、次回からはグローブ持参で来ようと思う。

動く筐体は2軸の油圧アクチュエータ。
ブレーキ、アクセルは前後位置を変えることが可能。(シート位置は変わらない)
アクセル、ブレーキ、クラッチがある。(俺はオートマで乗ったのでクラッチは使わず)

シートの後ろに振動ユニットらしきものがある。

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アチェンジはセミオートマ形式でハンドルの裏にある左右レバーを押すタイプ。
ハンドルは何種類かあり、どの筐体でも交換することができる。

運転開始までは車体やコース選び、セッティングなどすべて店員さんが手動で準備をしてくれる。
10分毎に1000円を払うシステム。走りだすとタイマーセットし、タイマーがなるとその時点からゴールまで走って終わり。
つまり時間で終了させる処理は自動ではなく店員さんが手動で行う。
コースアウトしてしまった場合、ボタンを押すと自動運転モードになりコースに戻ることができる。
一時停止ボタンもあり、ユーザーが自分の判断で停止できる。

僕が乗った筐体は継ぎ目のないワイド湾曲スクリーンだったが、よくある3面並べたスクリーンもあり。
どちらかと言うとこっちの方が映像が綺麗だった気がする。(湾曲スクリーンはプロジェクター投影のためコントラスト低い)

とりあえず走ってみたが、ブレーキのかけ方が下手くそでコースアウト。ブレーキペダルはかなり重いので、思い切り踏まないとブレーキが機能しない。
最初は普通に運転するみたいに右足でアクセルとブレーキ踏み分けていたが、店員さんのアトバイスでブレーキ踏みづらいので右足アクセル左足ブレーキに変更。
やはりこちらのほうが運転しやすい。

いつもはないのかもしれないが、こちらが初心者なこともあり店員さんは横にいて慣れるまでブレーキポイントなどをアドバイスしてくれる。
10分は案外すぐに立ってしまう。ただしフィードバックが強烈なこともあり握力が相当疲れるため初心者は10分以上運転はちょっと無理。

店長さんとお話しましたが、お店は貸し切りすることもでき、会社のレクリエーションイベントとして使うこともありだとのこと。
貸切の場合は耐久レースのように何人かで交代して走り続けることもありだとのこと。

ちなみにシステム自体はRfactorらしい。コースデータはかなりたくさんあり。RfactorのコースデータはMODでたくさんあるらしいが、
このお店は公式ものを使用していると思う。Rfactorなら自分でも買って同じようにできるかと思うとそうでもなくて、
車体のシミュレーションモデルは独自でチューニングしたもので、特にプロレーサーなどに乗ってもらって
調整したものなので、そこはこのD.D.Rのお店独自のものらしいしそこが肝だそうだ。

プロレーサーが実際の練習として乗って行く事もあるとのこと。
あまりに面白かったので、なんだか自分でも構築したくなってきた。
とりあえず会社のPC+ドライビングフォースGT+Rfactorで試してみよっかなー。

 

プレイ動画アップしました:

youtu.be

サイコンセンサーの値をArduinoで取る(1回め)

市販されている自転車用のサイクルコンピューター、略してサイコンを自転車につけると、自転車に乗っている時のケイデンスや時速などを見ることができます。


このサイコンの値をArduino経由でUnity側でとれれば、サイコンつけた自転車を漕いだらOculusなどのデジタルのシーンでも前に進む、みたいなことができるかなと思って調べてみました。
 
買ったサイコンはCAT EYE  VELO9 [CC-VL820]。

 

キャットアイ(CAT EYE) ベロ9 [CC-VL820] VELO9 有線式 ホワイト

キャットアイ(CAT EYE) ベロ9 [CC-VL820] VELO9 有線式 ホワイト

 

 

CAT EYEはスポーツ自転車パーツの世界では超メジャーなメーカー。この機種にしたのは一番安かったから。
※一般的には無線が主流。これは有線なので安い。
 
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コンピュータ本体とセンサー。ちなみにコンピューター部分は使いません。
センサー部分はフレームにタイラップ等で取り付けて、スポークに磁石をくっつけて車輪が回転するたびに磁石がこのセンサーの前を通過することで計測する仕組み。
 
 
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コンピュータ本体のマウンターに銀色の端子があり取り付けるとコンピュータ本体とセンサーが繋がる。棒状のものがセンサー。
 
電極部分にテスターをあててみるが。磁石が離れている段階では不通。
 
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センサー(線の先の棒状のもの)に専用の磁石を近づけると、抵抗値が変化し通電状態になります。0.8Ωくらいなので、いわゆる通電状態です。
 
つまり不通か導通かのパルスの感覚を計算し、コンピュータ側でそのパルスを受け取って、パルス間隔に車輪の直径の大きさを加味して計算して時速を出している仕組み。これなら簡単なので、Uniduino側でもすぐとれそうだ。
 
今日はこれでおしまい。
 
 
 
 

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※すみません、Level11の月間セールでした。

よくわかっていないが、どうもUnityのシーンをYoutube360°形式のビデオに落とせるアセットっぽい。嘘だったらすみません。